第35回「はばたき」総会
2024年9月15日(日)大阪キャッスルホテルにて開催

はばたき総会 連絡先不明者の調査と現役生へのアプローチを強化

読売育英奨学生OB会「はばたき」の第35回総会が9月15日(日)大阪市中央区の「大阪キャッスルホテル」で開かれました。本社から北山勝副取締役販売局長(奨学会理事長)、田中靖二販売局次長(23期)、森裕彦労政部長(奨学会事務局長)が出席。奨学生OBや家族、東京のOBも加わり、総勢83人が参加しました。

太田賢治副会長(34期)の司会で開会し、細井仙行会長(16期)が、
「今年は奨学会設立60周年で、皆様のお手元に『60年記念誌』をお届けしています。製作にご協力いただいた本社並びに奨学会の皆様に御礼申し上げます。そしてこの総会のために協賛広告を頂戴しました読売グループ各社と、総会の企画・運営に携わった企画委員の皆様に感謝申し上げます」と謝辞を述べ、
「はばたき総会は2年ごとに開催していますが、連絡が取れないOB・OGがたくさんいることが課題の一つです。年賀状などでつながっている方がいましたら、ぜひ情報をお寄せください。できるだけたくさんのOBたちに総会開催をお知らせしたいと思います」と連絡先不明者の調査を参加者にお願いしました。
またOB会運営について「修了生も1桁台になり、入会金等の収入が見込めない中、総会運営は当日の会費でやりくりし、総会の企画・運営を担ってくれている企画委員は手弁当で協力しています。郵送費節約のためにE-Mailでの総会案内にも踏み切りました」と説明。
若手OB参加については、「以前は三者協議会の学生委員がいたので、OB会との交流も盛んに行われていましたが、三者協が廃止されたので現役奨学生との交流ができない状況です。昨年から現役生のレクリエーションや卒業生懇親会に若手企画委員が参加して、直接顔を合わせることでOB会活動にも興味を持ってもらえるようにしています」と現状を報告。
最後に「OB会を取り巻く状況は厳しいものですが、東京・西部のOB会とも連携し、未来につながる活動をしていこうと思っています」と述べました。

  
      司会の太田副会長(34期)           あいさつする細井会長(16期)  

続いてあいさつに立った北山局長は、
「今年度の60期生は16名が入会し、総勢32名の現役生が学業と業務の両立に励んでいます。修了生はこの60年間で9,904名を数えます。また、別途運営している外国人留学生奨学会を活用し、日本語学校を卒業生の中から上級学校に進学し育英奨学会に入会する数も増えています。ところで今、新聞業界が大きく変貌しています。大阪市のど真ん中でA紙とM紙が預け合い、島根県の地元紙が読売新聞に配達委託をするという、60年前には誰も想像しなかった事が次々と起きています。しかし世の中が変わろうとも、育英奨学会の灯を未来へ伝えていく大切さを強く感じています。我々読売は、確かな情報を届け続けるため全国の取材網と配達網を守っています。配達業務を中心に支えてくれている奨学生やOBの皆様に改めて御礼と今後のご協力をお願いいたします」と祝辞を述べました。

 
あいさつする北山取締役販売局長(奨学会理事長)       熱心に話を聴く参加者

記念講演『新聞の楽しい読み方』新聞のちから事務局 繁村一男さん(17期)

今回は「新聞の楽しい読み方」と題して、本社・新聞のちから事務局の繁村一男さん(17期)に、新聞を毎日楽しく読むためのノウハウを教えてもらいました。
毎朝15分で新聞を効率的に読む方法や、どこにどんな記事が載っているかなどのポイントも解説。
改めて新聞の読み方を伝えてもらった我々にはまさに『目からウロコ』の時間でした。
そのほかにも、母校にKODOMO新聞や中高生新聞を寄贈できる方法や、離れて暮らす子供や孫に読売新聞をプレゼントする方法なども楽しく教えていただきました。


  新聞のちから事務局 繁村一男さん(17期)      熱心に講演を聴く参加者たち

懇親パーティーは、『折り込み早入れチャンピオンシップ』で盛り上がる

「懇親パーティー」は、森本進司さん(33期)の司会で進行。
会に先立ち、今春OB同士で結婚した篠原大樹さん(43期)、実織(44期)さんご夫妻に結婚祝い金が贈呈されました。
奨学会の森事務局長はあいさつに立ち、「仲間同士がつながるOB会の真骨頂。末永く奨学会、OB会が続くことを祈念し、奨学会事務局としてお力添えしてまいります」と祝辞を述べ、続いて乾杯の発声で開宴。
恒例の還暦記念品は木口特次名誉会長(10期)から贈呈され、中林真一企画委員(34期)のMCで「2024折り込み早入れチャンピオンシップ」を開催。気持ちは奨学生時代に舞い戻るものの、体がついてこないギャップに四苦八苦しながら大いに盛り上がりました。
続いて、企画委員の大澤菜緒美さん(45期)と 岸田琳太郎さん(46期)の進行で大抽選会が行われ、豪華賞品が参加者に贈られました。
 
  名MC・中林真一さんと司会の森本進司さん      乾杯は森労政部長(奨学会事務局長)

   
 篠原ご夫妻に結婚祝い金が細井会長から贈呈     恒例の還暦を迎えた会員に記念品の贈呈式

 
 すぐに奨学生時代に戻る「折り込み早入れ競争」     でも…なかなか体が動かない

 
 家族で参加するOBも(42期・岩元政樹さん)

東京OB会「黎明(れいめい)」の白熊宏一名誉会長(24期)は、
「OB会のホームページは東京と大阪を統合し『読奨OB会』という形で運営しています。東京は現役奨学生の8割が外国人で、東南アジアやアフリカからのアクセスもあります。また世界で活躍するOBからのアクセスも確認でき、世界に広がる奨学生OBの集う場所として継続していきたいと思います」とあいさつし、OB会同士の絆を深めました。

 
   あいさつする東京OB会白熊名誉会長         締めは奥田副会長(17期)

閉会前に新しい試みとして、総会中に撮影した写真を会場内のスクリーンに写す『総会スライドショー』がありました。再会を楽しんでいる参加者の様子が、片又康夫副会長(28期)によって上映されました。
最後に、奥田副会長(17期)は「本日は東京や長崎など遠いところからも参加していただきありがとうございました。OB会は予算的に厳しいところがあるので皆様方の協力が必要です。今日賞品が当たった人はぜひ次回の総会でもう一人友達を連れて来てください。2年後にまたお目にかかりましょう!」とあいさつし、再会を誓い合い閉会しました。