第34回 「はばたき」総会
2022年11月20日(日)大阪キャッスルホテルにて開催

はばたき総会 新会長に細井仙行氏(16期)を承認

読売育英奨学生OB会「はばたき」の第34回総会が11月20日(日)大阪市中央区の「大阪キャッスルホテル」で開かれました。
今回のテーマは『自立・不屈・信愛を持ってはばたけ』、サブテーマは『世代をこえて思い出を語り合おう。そして、歴史を繋ごう』。
本社から北山勝副取締役販売局長(奨学会理事長)、清川奨学会事務局長が出席。
奨学生OBやその家族、東京のOBも加わり、コロナ禍ではありましたが総勢86人が出席しました。

片又康夫副会長(28期生)の司会で開会し、木口特次会長(10期生)が、
「本来であれば2018年11月に開催されるはずでしたが、新型コロナの影響により2回の延期を余儀なくされました。この総会を開催するにあたり、北山取締役をはじめ本社販売局の皆様に多大なるご支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。総会企画委員会は、オンラインを含め計7回の会合を持ち、今回の総会に備えてくれました。今や大学生の50%が何らかの奨学金を受けていますが、卒業しても返済に苦慮している人が多くいます。この素晴らしい読売育英奨学制度を知らない高校生が多いにもかかわらず、大阪奨学会ではここ数年、奨学生希望者が極端に少なく募集に苦労しているようです。OB会としてはこの制度を少しでも広め、一人でも多くの高校生が進学できるよう協力したいと思います。このたび私は本総会をもって会長職を退任し、16期生の細井新会長にバトンタッチします。2008年より約14年間でしたが、皆様のご協力により無事に務めることができました。本当にありがとうございました。今後のOB会運営については、通信費がかさむという理由から、すでにご案内の通り総会の開催案内をメール中心に変えていきます。またシニアクラブの運営は、前任の太田博之相談役から私が受け継ぎます。今後とも奨学会並びにOB会運営にご協力をお願いします」とあいさつし、
細井仙行(ホソイセンユキ)新会長(16期)が全会一致で承認されました。

 
   司会の片又康夫副会長(28期生)       あいさつする木口特次会長(10期生)  
 
    細井仙行 新会長(16期)

細井新会長は「奨学生生活を貫徹できたことが基礎になって、今の自分があります。奨学生を最後まで続けることができたのも『仲間がいるから』でした。同じような環境で頑張っている仲間がいたから、しんどい時も乗り越えられたと思っています。これからも『同じ釜の飯を食べた仲間』と一緒に頑張っていきましょう」と就任の決意を述べました。
審議事項に移り、活動報告と会計・会計監査報告が全会一致で承認され、他の役員交代が報告されました。

北山販売局長から木口会長に感謝状と記念品が贈呈され、あいさつに立った北山局長は
「私は育英奨学生を経験していませんが、小学5年生から高校生まで8年間、和歌山県で新聞配達をしており、皆様と両立生活の話は共有できると思っています。木口会長におかれましては14年間会長を務められ本当にありがとうございました。読売新聞大阪本社は11月25日で発刊70周年を迎えます。しかし新聞業界を取り巻く環境は非常に厳しく、新聞を購読する家庭が少なくなり、新聞奨学生をはじめとする労働力の確保も難しくなっています。しかしながら読売新聞は、全国に販売網と取材網を併せ持つ唯一の全国紙を目指します。ぜひ皆様も読売新聞をご購読くださいますようお願いします。育英奨学生の現状は、今年第58期生が入会し、32名が在籍しています。脈々と育英奨学生の精神は受け継がれていますが、入会者は年間10名程度と昔からは考えられないことになっています。若者のライフスタイルの変化を受け、奨学制度も朝刊のみ等の新しいコースを作りました。外国人留学生の受け入れも始めましたが、読売新聞は今後も経済的理由で進学をあきらめている学生を支援し、読売育英奨学制度の継続を考えています。育英奨学会存続のためにも、今後ともOBの皆様のご支援をお願いします」と祝辞を述べました。

  
   感謝状を読み上げる北山販売局長          記念品を受け取る木口会長

 
あいさつする北山取締役販売局長(奨学会理事長)       熱心に話を聞く参加者

懇親パーティーは、プロフィール交換ゲームで盛り上がる

「懇親パーティー」は、佐々木雅恵さん(39期生)の司会で進行。清川奨学会事務局長による乾杯のあいさつで開宴。
恒例の還暦を迎えた会員に記念品の贈呈や、プロフィール交換ゲームが行われ、世代を超えてお互いの懇親を深めました。
途中、今回で退任される太田相談役からのメッセージが奥田副会長によって代読され、OB会に対する熱い思いが届けられました。
続いて、大久保会計監査と岩元東京地区幹事の進行で大抽選会が行われ、キャリーバックや原田昭さん(8期)提供のワインなど、さまざまな賞品が参加者に贈られました。
 
    司会の佐々木雅恵さん(39期生)        乾杯は清川奨学会事務局長


  恒例の還暦を迎えた会員に記念品の贈呈    抽選会進行は大久保会計監査と岩元東京地区幹事

東京OB会「黎明(れいめい)」松川会長は東阪OB会セレモニーで、
「今年6月に『黎明』会長に就任しました26期生です。東京は大阪はばたき会から『どうやってOB会のタスキをつないでいくか』多くのことを学んでいます。特に三者協学生委員を中心に現役生から卒業生まで一緒になって盛り上げ、募集活動まで広がっていることをうらやましく感じます。また大阪は家族や若い人たちの参加が多く、まさに家族ぐるみの付き合いになっています。これからも、東阪西がタッグを組んで盛り上げていきたいと思います」とあいさつし、OB会同士の絆を深めました。

 
  大阪と東京のOB会役員によるセレモニー     あいさつする東京OB会「黎明」松川会長


     締めは瀧口副会長(14期生)

最後に、瀧口副会長(14期生)は「本日は1期生から51期生まで50年以上にわたる奨学会の歴史が詰まった会になりました。これも私たちが『自立・不屈・信愛』の奨学生信条という『一つ屋根の下に集まった』からだと思います。これからもこの集まりが連綿と続くようにしたいと思います」とあいさつし、再会を誓い合い閉会しました。