読売育英奨学生OB会「はばたき」の第30回総会は11月3日、大阪市此花区の「ホテル京阪ユニバーサル・タワー」で開かれ、奨学生OBや家族、村田和廣常務、芝間弘樹局長、原文雄局次長、轟局次長、澤田雅敏販売第四部長、高橋正信東京OB会会長、上田優西部OB会名誉会長ら131人が出席した。
 細井仙行副会長(16期生) の司会で開会。
来賓紹介のあと、木口特次会長(10期生)が、「昨年3月11日の東日本大震災には会員88名から寄せられた713,000円の義捐金を東京本社販売局を通じて現地にお届けし、丁寧な礼状をいただいた。今年の総会も『世代をつなぐ、はばたきの輪』をテーマとして、“新聞配達”という体験を共有した仲間が集まり、総会が開催できることは大変喜ばしい。読売新聞大阪発刊60周年の節目に、意義深い記念総会にしたい」と挨拶。

木口特次会長(10期生)

桐山裕保会計(12期生)


大久保広幸会計監査(28期生)

審議事項に移り、会計・会計監査報告、役員改選が承認され、新役員を代表して木口会長が「昭和45年9月13日に、第1回の『はばたき』総会が開催された。以降、連綿と築いてきた良き伝統を今に受け継いでいる。今後も、この伝統を大事にしながら、OB会の運営を行なっていきたい」と決意を披露。

村田和廣常務(3期生)

 来賓の村田常務(3期生)が、「奨学生3期生として入会し45年、苦労したとの気持ちはない。経験したことの重さ、価値を感じるばかり。4年間は大きな人生の学問となった。
 昨年の東日本大震災ではたくさんの義援金を、また読者紹介運動にご協力いただき感謝申し上げる。読売新聞は今、世界一、日本一、関西一の発行部数を誇っているが、皆さん現役中の一軒一軒の積み重ねが1000万部に繋がっている。
 新聞業界は長期のデフレや新しいデジタルとの競合で、“新聞離れ”という問題を抱えている。しかし、新聞が無くなるとは考えていない。特に戸別配達制度は崩れない。人口減少の中、激しい戦いの真っ最中で、生き残りを賭けている。『読売KoDoMo新聞』やわいず倶楽部、よみサポを活用して新聞離れを防ぎたい。
 また、奨学制度は、これによらなければ進学できない人にとって必要。応募・採用は少なくなっているが、今後は制度の質、内容を高めていきたい。みなさん方のご発展とご活躍を祈念している」と挨拶した。

芝間弘樹局長

芝間局長は、「多くのOBが本社や関連会社、YC代表として読売新聞のために活躍し、また、他業界でも重要な役割を果たされている。みなさん方と交流できる機会を与えていただき、感謝する。『読売KoDoMo新聞』は、私が大阪赴任直前まで心血を注いだ末に発刊した。動機は、新聞を取っていない家庭の子が本社見学で、輪転機で印刷されている光景が理解できなかったことによる。また、今年4月には『メイト部』を設立したが、一流大学生約300名が月間約5,000件の止押しをしている。このように読売新聞は新規事業を打ち出し、販売網を堅持し、発展を期していく。現役の私達も一生懸命頑張るので、今後とも応援をよろしくお願いする」と挨拶した。
〜記念講演〜

読売新聞社特別編集委員
橋本五郎氏


橋下徹市長は反対されるほど元気になる。また、消費税でも原発問題でも変わり身が早い。そんな強烈なオーラを持った政治家の地元大阪で、拡張や配達は大変だと思う。かつて日本は分厚い中間層を大事にする国であった。今の民主党政権はブレている。政治家は一番辛いときに決断しなければならない。採算が取れるなら商売でやればよい、採算が取れないから政治がやるのだ。私は秋田出身だが、東日本大震災の被災地の復興なくして日本の再生はない。いま日本の政治に足らないのは“心”だ。政治家にとって大切なのは“私を捨てて公に尽くす心”だと力説。亡き母の思い出を交えながら、一日たりとも忘れたことのない母の教えは、@全力を尽くせA傲慢になるな、謙虚であれB人を嫌うな、自分より優れた所を見よ。私は遠い故郷にあまり帰ることができなかったが、田舎でわが子を思いながら一人で暮らしているお年寄りの孤独の深さを、政治は思いやってほしいと語り、記念講演にふさわしい感動的な講演となった。
懇親パーティー

懇親会司会の佐々木雅恵さん(39期生)
 
前読売新聞大阪本社常務
田中孝生氏

「懇親会パーティ」は、佐々木雅恵企画副委員長(39期生)の司会で進行。前読売新聞大阪本社常務の田中孝生氏が、「奨学生生活を全うし、自ら選択し天から与えられた職業をもって、今この場に参加したみなさんのご多幸とご健康、読売新聞の栄えを心から祈念する」と乾杯の発声で開宴。


木口会長より還暦記念品の贈呈と、現役奨学生から赤いタスキをかけてもらいました。

白井康進さん(6期生)

笹谷英一さん(7期生)

松江由多加さん(6期生)

福永清さん(7期生)

森本千鶴さん(4期生森本信市さんの子女)ライブにより会場は盛大に盛り上がり、ライブ終了後には、感謝の気持ちを込めて、お父さんにお酌!!

まっすぐいこう!のもりもとちづるです

 とっても嬉しそうなお父さんでした(笑)
グループ対抗折り込み大会

優勝はオレンジチーム!!!   左より
杉井宏行さん(36期生)、大久保広幸さん(28期生)、早坂菜緒美さん(45期生) 

優勝チームのプレイヤー賞は、『USJペアチケット』!!!  

左から)岡嵜太郎さん(37期生)と谷脇光幸さん(44期生)が司会で盛り上げてくれました!

選手宣誓する岸田琳太郎さん(46期生)
絶好調琳太郎です!

娘の前で頑張るお父さん!
森本信市さん(4期生)

東京OBの松川剛之さんも特別参戦!
抽選会 細井仙行副会長(16期生)からの景品のご提供で抽選会が行われました。
見事に抽選に当たったのは〜
おめでと〜
双眼鏡GET!!! 天体望遠鏡GET!!! ヘルスメーターGET!!!
太田賢治副会長(34期生) 岡本昌彦企画副委員長(36期生) 内田道成さん(2期生)
会場内ブース紹介 今年も山田画伯の似顔絵コーナーは大人気で、順番待ちがずっと続きました。
森本千鶴さんのCDも直筆サイン付で販売
似顔絵をTシャツにプリントして、記念にされる方も多く大好評
森本千鶴さんのCD販売コーナー プリントTシャツ販売コーナー 山田敏雄画伯の似顔絵コーナー

左から高橋会長(東京)、上田名誉会長(西部)、木口会長(大阪)                                          山本政信名誉会長(5期生)
東京OB会高橋正信会長、大阪OB会木口特次会長、西部OB会上田優名誉会長による三本締めで、いっそうの連帯を誓った。
閉会の挨拶に立った山本政信名誉会長(5期生)が「次回の総会は読売新聞創刊140周年、育英奨学会設立50周年に当たる。ぜひとも、誘い合って参加してほしい」と呼びかけ締めくくった。