私が小学生のころ、夏になると朝早くから「カブトムシ」をとりに行くのが日課でした。そんな私に、
父は必ず「“羅漢山”の奥深く二は絶対に入らないように!」と注意していました。そこには、“とっくり蛇”が生息していて、毒は“マムシ”より強く、しかも数メートルもジャンプし、追いかけるときは坂を転がってくる。だから、子供では逃げ切れない! というのが理由でした。
幸か不幸か“とっくり蛇”に出くわすことはありませんでしたが、子供心には一度は見てみたい、出くわしてみたいと思っていました。その思いは今でも変っていません。
ところで、十数年前になると思いますが、“つちのこ”発見!のニュースがマスコミを賑わせ『つちのこ探検ツアー』がブームになりました。私は大いなる興味を持ってその成り行きを注目していましたが、後日、それは一つの町おこしのイベントと分かり、ガッカリしたものです。
さて、“河童”同様“つちのこ”も幻の生物ということが通説となっていますが、私は、“つちのこ(とっくり蛇)”は実在していると信じています。
①父を信じている。
②全国各地に“つちのこ”伝説がある。
(名称は様々ですが、特徴が酷似している。)
③“やまかがし”の突然変異の可能性がある。
④“まむし” の突然変異の可能性がある。
以上ですが、実在して欲しい!という個人的願望が一番です。
◇各地の名称……つちのこ・筒まむし・キネノコ・わらづち・俵蛇・徳利(とっくり)蛇・苞蛇(つと)・五八寸・亀の子・コロケ・コロガリ・ノヅチ・バチ蛇・コロ・ドコ・バインコ・ヨコヅチ・タンコロ・ツチコロビ・五十歩蛇…等。
*体 長……30センチ~80センチ
*体 色……黒褐色・黒こげ茶色・黒・灰色(腹部は黄色、背部に斑点あり)
*体 型……ビール瓶くらいの胴から三角形の頭がちょこんと出ている。
*特 長……いびきをかく・まばたきをする・垂直に立つ・転がる・ジャンプする・蛇行しないで真っ直ぐに前後に動く。
<春(4月)から秋(11月)に出没する。>
*生 息 地……北は秋田から南は鹿児島まで全国各地で目撃されている。
✩つちのこA型
この種は胴が長く、あまり跳ばないが上下運動をし(尺取虫の様な動き)垂直に立つ。顔はノッペリとして比較的優しい。蛇に間違えられる。
<名称>つちのこ・筒マムシ・キネノコ・ツチ・ワラヅチ…等
✩つちのこB型
この種は“真正つちのこ”といわれるもので、上下運動はもとより5m以上跳び、A型より太くて短く、眼が見え、鳴く。
<名称>俵蛇・徳利蛇・苞蛇・五八寸・亀の子・コロゲ・コロガリ…等
上記のように、これだけも多く目撃情報が流れ、しかも全国各地に名前は違えども、“つちのこ伝説”が残っています。実在の可能性は高いと私は信じています。さらに、“つちのこ”を生きたまま捕えたら、数百万円以上ともいわれています。小遣い稼ぎを兼ねて深山に踏み入り、自然を満喫しながら探しに行くのも一考の余地はありますネ!
私は「南阿蘇とっくり蛇探検隊」を作ろうと思いましたが、山育ちのくせに、何せ蛇が大の苦手なので諦め、誰かが発見することを心待ちにしています。
“河童”といい“つちのこ“といい未知の生物の話題は本当に興味津々です。皆さんの中で興味がある方は、是非捕獲にチャレンジしてください!
私の故郷「南阿蘇」は、“山紫水明にして風光明媚”まさに自然の宝庫です。是非お出かけください。
ちなみに、“河童”は、“かわうそ”が捕まえた魚を岸に並べている姿…獺祭(ダッサイ)を見間違えて、それが“河童伝説”に繋がっているのではないかと私は考えるのですが…さて皆さんはどうお考えになりますか?
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